
オトナ女子のための さみしさくんのトリセツ
大森篤志
飛鳥新社 / 2018-03-29
この本について
最近、理由は説明しにくいのに胸のあたりがざわつくことってありませんか。人と話していてもどこか距離を感じたり、家に帰った瞬間だけ急に静けさが重くのしかかったり。自分でも「なんでこんなにさみしいんだろう」と思いながら、うまい対処法が見つからないまま過ごしてしまう。僕もけっこうそのタイプで、放っておくと考えすぎて余計に深みにハマることがありました。 この本は、そういう“言語化しにくいさみしさ”を、具体的な行動レベルまで落として扱ってくれるところがありがたいです。たとえば、過去を振り返りすぎるとさみしさが増幅するという話は、まさに僕自身のクセに刺さりましたし、「今記を書く」みたいな小さな工夫でも気持ちが安定するのを実感しました。また、身体の緊張が心の不安と直結しているという説明から、姿勢を整えるだけで気分が変わる感覚も腑に落ちました。温かいスープを想像するだけでも気分が和らぐ、というのも実際にやってみると静かに効いてきます。 この本が教えてくれるのは、劇的な変化ではなく、日常の中でできる微調整の積み重ねでさみしさを弱めていく方法です。誰かに依存しすぎるわけでも、自分を責めるわけでもなく、「いまの自分」を扱えるようになる感覚に近いと思います。 人前では平気そうに見えても、内側が少し疲れやすい人にほど刺さる本です。僕と同じように、さみしさとの距離感に悩んでいる人には、一度手に取ってみてほしいです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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