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緋色の研究(新潮文庫) (シャーロック・ホームズ シリーズ)

緋色の研究(新潮文庫) (シャーロック・ホームズ シリーズ)

コナン・ドイル and 延原 謙

累計読者数4
平均ハイライト数 6.5件/人
star総合評価 43/100
boltライト読書型

この本について

仕事でも日常でも、目の前の出来事をどう読み取ればいいのか迷うことってありますよね。判断を急いで失敗したり、逆に考えすぎて動けなくなったり。僕自身も「なんでこうなったんだろう?」と原因を見つけられないまま、同じところをぐるぐる回ってしまうことがよくあります。 『緋色の研究』を読み返すと、ホームズの言葉がそんな行き詰まりを少しゆるめてくれます。たとえば「一見矛盾する事実が出てきたら、別の解釈がある」という視点。これ、仕事で相手の行動の意図がわからないときほど効きます。ひとつのストーリーに決めつけず、別の筋道を仮で置いてみるだけで、状況が立体的に見えてくるんですよね。さらに「結果から逆にたどる」という姿勢も、僕には新鮮でした。いま起きていることをそのまま追うのではなく、まず“結果”を置いてそこに至る道を探る。プロジェクトの失敗原因を探るときなんか、これが本当に役に立ちます。 そして何より刺さったのは、「頭脳は屋根裏部屋だから、置くものは選ぶべきだ」という部分。情報が多すぎて疲れてしまうタイプの人ほど、この比喩は救いになる気がします。全部覚えようとしなくていいし、必要なものを取りに行ける状態であれば十分なんですよね。 「状況を読み解くのが苦手だな」「目の前の事実に振り回されてしまう」と感じている人には、とくにしっくりくるはずです。名探偵ものというより、物事の見方を整えてくれる一冊として、落ち着いた気分で読むのがおすすめです。

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