
「リベラル保守」宣言(新潮文庫)
中島 岳志
累計読者数3
平均ハイライト数 31.3件/人
推定読了時間 約4時間8分
star総合評価 55/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 11%
この本について
最近、「社会の議論が極端に流れがちでしんどい」「自分の意見も他人の意見も、どこか“片側に寄せられていく”感じがする」という声をよく聞きます。僕自身も、何かを判断するときにスピードや効率ばかりが求められる空気に、どこか落ち着かないまま過ごしてきました。そんな時に読んだのが、この『「リベラル保守」宣言』でした。 この本が効いたのは、「人間の理性には限界がある」という前提に立ちながら、社会をどう支えるかを静かに考えさせてくれるところです。自由を良しとしつつも、自由には歴史的な制約があってこそ生きるという視点は、最近の“自由か秩序か”という単純な対立に疲れていた僕には、かなり腑に落ちました。また、共同体から切り離されたときに人は居場所を失う、という指摘は、職場でも家庭でも「自分は何者なのか」が揺らぎやすい今の時代に、現実的な示唆が多いと感じます。さらに、極端の間をただ平均するのではなく、経験知を踏まえて総合していく姿勢が「中庸」だという説明は、意見の違う相手との対話にもそのまま使える考え方でした。 自分の立場を一つに固定したくないけれど、流されるのも嫌だという人に刺さる本だと思います。社会のスピードに振り回されていると感じたら、一度立ち止まるきっかけとして読んでみる価値があります。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの44%が集中しています。
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出版社による紹介
「保守vs.リベラル」という不毛な対立を解体し、この国のあるべき「思想のかたち」を探る意欲的論考。
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