
リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください 井上達夫の法哲学入門
井上 達夫
累計読者数15
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star総合評価 49/100
start序盤集中型
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この本について
最近、政治や憲法の話になると「どの立場も極端で、どこに立てばいいのか分からないまま沈黙してしまう」みたいな感覚を抱くことが多いんですよね。正義を語れば独断っぽくなるし、寛容を強調すれば何でも許すような空気になる。自分の判断基準が揺らぐあの感じ、けっこうしんどいと思います。 この本は、そんなモヤモヤをいきなり解決してくれるわけではありませんが、自分の立ち位置をもう少し丁寧に考えるための“足場”をくれます。特に、反対者と自分を反転させて考える「反転可能性」の視点や、「我ら愚者」という前提で民主主義を捉える姿勢は、意見の正しさよりもプロセスのフェアさに意識を向けさせてくれます。また、宗教や道徳を権力が強制すると逆に腐敗する、という指摘も、価値観をどう共有すべきか悩んでいる人には重く響くはずです。 読みながら感じたのは、右か左かを決める話ではなく、自分がどんな理由でその意見に立っているのかを“他者の目”でも点検する作業に近いということ。立場表明がしんどくなる時代だからこそ、こういう思想の使い方があるのか、と少し呼吸が楽になります。 「議論の勝ち負けより、フェアに考える筋力をつけたい人」に刺さる一冊だと思います。
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出版社による紹介
ラディカルなリベラリズムの立場から、危機に瀕している平和・人権など普遍的原理を再生させる道を説く。
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