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働かないアリに意義がある (中経の文庫)

働かないアリに意義がある (中経の文庫)

長谷川 英祐

KADOKAWA / 202109

累計読者数4
平均ハイライト数 9.3件/人
推定読了時間 約3時間16分
star総合評価 49/100
trending_up後半加速型
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この本について

仕事でも日常でも、「みんな同じ温度で動けたら効率いいのに」とか、「自分だけ反応が遅い気がして焦る」とか、そういう小さなモヤモヤってありますよね。チームで働いていると、全員がフル回転で揃うのが理想に思えるけれど、現実はそんなにうまくいかない。むしろ「なんであの人は動かないんだろう」と気にしてしまうこともあります。 この本がおもしろいのは、そんな“揃わなさ”こそが集団を強くする、という視点を昆虫社会から淡々と示してくれるところです。ミツバチの温度調整の話なんかはとても具体的で、反応する温度帯に個体差があるからこそ、必要なときに必要な数だけ動ける。逆に全員が同じタイミングで働くほうが、かえって脆い。さらに、短期的には“効率が悪く見える存在”が、長い時間軸では集団を生き延びさせる役割を果たしている、というのも妙に人間社会に響くところがあります。 面白いのは、著者が「この理屈は人間にも当てはまる」と簡単には言わないところです。むしろ、似ているようで本質が違う部分も多いと繰り返し念押しする。でもその慎重さが逆に、読んでいる側の視野をゆっくり広げてくれる感じがあって、効率や正しさを急いで決めつけがちな日常に、ちょっとした余白を戻してくれます。 「自分のペースの“ズレ”が気になる人」「チームの中での役割に答えを出し急いでしまう人」に特に刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

働き者ばかりのはずのアリの世界は、人間社会とそっくり!?とある会社(巣)を舞台に、様々な働きアリたちが織り成す“アリ模様”の数々。巣の中でサボってばかりの働きアリ、肝心な場面で逃げ出す高給取りの兵隊アリ…。じつは、働きアリの多くはボーっとしていて、なかには一生働かないアリも。だけど組織には、そんな「働かないアリ」が必要なんです。笑って、身につまされて、少しだけ勇気がもらえる(?)——働きアリたちの“生き方”コミックエッセイ!
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