
テロ
フェルディナント・フォン・シーラッハ、酒寄 進一
三修社 / 2008-11-15
累計読者数3
平均ハイライト数 4件/人
推定読了時間 約4時間53分
star総合評価 35/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%
この本について
正しさってなんだろう、と仕事でも日常でも行き詰まる瞬間があります。自分の判断が誰かを救う一方で、別の誰かを傷つけてしまうかもしれない。そんな板挟みの感覚って、意外と生活のあちこちに潜んでいて、答えを出すほど気分が重くなるものです。 『テロ』を読んで感じたのは、正しさを一本化しようとするほど視野が固まってしまう、という当たり前だけど避けていた事実でした。無辜の人の命を天秤にかけることは認められない、という憲法の原理が、どんなに切迫した状況でも揺るがないという指摘は、現実的に考えると苦いけれど、判断の軸をどこに置くべきかを静かに突きつけてきます。また、法廷を「言葉で事件を再現する場」として描く視点は、感情だけで決めつけず、一度立ち止まって状況を言語化することの重要さを思い出させます。結局のところ、判断の前にまず“人としてそこに立つ”ことが求められるんだと、読んでいて何度も考えさせられました。 正解を押しつける本ではないけれど、自分の迷いを丁寧に扱いたい人にはしっかり刺さると思います。どちらを選んでも誰かが傷つくように思える場面で、自分が何を大事にしたいのかを静かに見つけたい人に向いています。
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出版社による紹介
SAT/SIT/SST/P-REX/DMAT/特別警備隊/銃器対策部隊。凶悪テロ事件、不審船、海賊、大規模災害に対応するプロ職人集団の実像。
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