
ネイティブが教える ほんとうの英語の前置詞の使い方
デイビッド・セイン、古正 佳緒里
研究社 / 2014-06
この本について
英語を勉強していると、前置詞だけ妙にあいまいに覚えてきた気がしませんか。in と on の違いは何となく言えるけど、曜日や場所になると急に自信がなくなる。angry at と angry with のニュアンス差も、いつも説明できそうでできない。僕もずっと「感覚で覚えるしかないのかな」とモヤモヤしていました。 この本は、その“なんとなく”の部分を無理に精神論で埋めるのではなく、ちゃんと場面ごとに意味の軸を示してくれます。たとえば in an hour が文脈で「1時間後」にも「1時間以内」にもなる理由とか、inside an hour が「以内」を強く押し出している感覚とか、言われてみれば確かにそうだけど、学校では教わらなかったことが多いです。angry with が対象を選ばずに使えて、about と違って“気になる度合い”まで変わる、といった細かいニュアンスも、実際の会話シーンが浮かぶように書かれていて腑に落ちます。 特に効いたのは、前置詞が距離や近接、包含といった“空間のイメージ”でつながっているという説明で、これを知ってから、言い回しを丸暗記する負担がかなり減りました。知らない表現に出会っても、なぜその前置詞なのか考えられるようになるので、実践で使うときの迷いが少なくなる感じがあります。 「前置詞の説明を読むといつも抽象的に感じてしまう人」にちょうどいい一冊だと思います。僕と同じく、感覚頼りの英語から抜け出したい人には、静かに効く内容でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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