
やり直し教養講座 英文法、ネイティブが教えるとこうなります (NHK出版新書)
デイビッド・セイン、森田 修
NHK出版 / 2011-04-09
この本について
英語を長く勉強しているのに、現在形と現在進行形の違いが「なんとなく」でしか理解できていないまま使ってしまうこと、ありませんか。to と for の感覚も、冠詞のつく/つかないも、説明されればわかるけれど会話になると途端にあやふやになる…。僕もずっとそのモヤモヤを抱えていました。 この本が面白いのは、文法を“知識として覚える”というより、「ネイティブはその瞬間何を感じて使い分けているか」を丁寧に言語化してくれるところです。例えば現在進行形の「宙ぶらりん」の感覚が、未来表現にも自然とつながっていること。She lives in Tokyo と She is living in Tokyo の差が、単なる言い換えではなく“恒常かどうか”という意識の違いであること。until が「やっと」を含むニュアンスを持つ理由など、言われて初めて腑に落ちる説明が続きます。冠詞も、school に the がつくかどうかは「具体的な校舎を思い浮かべているか」で決まる、と言われると急に日常の英会話がクリアになるんですよね。 文法書というより、「自分の中の英語の解像度を上げるための読み物」に近いかもしれません。これまで感覚でごまかしてきた部分が、言葉として整理されると、仕事のメールでも海外の同僚と話す時でも迷いが減るのを実感しました。 英語の基礎はあるのに、微妙なニュアンスの差にいつも引っかかる人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
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