
「いいこと」を引き寄せるギブ&ギブの法則
志賀内 泰弘
PHP研究所 / 2016-07-20
この本について
最近、人に何かをしても見返りがなくて疲れるな…とか、自分ばかり差し出している気がしてモヤっとする時があります。頭では「与えるって大事」と分かっていても、実際は損得勘定が顔を出したり、余裕がない日は一歩が出なかったりします。僕も同じで、「どこまでやればいいんだろう」と迷う場面ばかりです。 この本が面白いのは、“与える側の負担”を強く求めてくるわけではないところです。読者が保存していた部分にもありましたが、「持っているものが違えば、出せるものも違う」というごく当たり前の感覚を肯定してくれるんですよね。お金ならお金、知恵なら知恵、勇気なら勇気、そして、なにもないと思う日でも元気だけは渡せる。無理に大きくしようとしなくていいのだと肩の力が抜けます。さらに、「人の話を聴く」という行為すら、大切な時間を分け合うことなんだと気づかせてくれて、日常のごく小さい場面の意味づけが少し変わります。 もう一つ、この本が効くのは「見返りを期待しないって、どうやって実践するのか」という難しさに、現実的な距離感で寄り添ってくれるところです。宗教や物理の話が引用されているのも、押しつけではなく、「世界のいろんな視点から見ても、結局こういう循環ってあるよね」と軽やかに示してくれる感じで、腑に落ちやすいんです。僕自身、与える行為を“立派なこと”ではなく“できる範囲の生活習慣”くらいに捉え直せました。 こんな人に刺さると思います。誰かに優しくしたい気持ちはあるのに、どう動けばいいか迷っている人。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの60%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
愛の論理 私たちは、どこまで愛せばゆるされるのか (PHP文庫)
飯田 史彦

日本一の大投資家から教わった人生でもっとも大切なこと
本田晃一

なぜ、あの人の周りに人が集まるのか? 仕事もお金も人望も、すべてが手に入る「大切なこと」
志賀内 泰弘

智慧と慈悲の開発レッスン: 過去に悩まず、未来を期待せず、現在に生きる シリーズ心を育てる本
アルボムッレ・スマナサーラ、日本テーラワーダ仏教協会

GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 三笠書房 電子書籍
アダム・グラント and 楠木 建
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要