
アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る
藤井 保文 and 尾原 和啓
日経BP / 2019-03-25
この本について
仕事でデジタル施策を考えるたびに、「結局どこから手をつければいいのか…」「リアルとオンラインの線引きがもうよく分からない」とモヤモヤすることが多いんですよね。自分もずっとその状態だったのですが、この本を読むと“線引きそのものがもう時代に合っていない”という前提が腑に落ちて、ようやく視界が開けました。 特に刺さったのは、デジタルを“追加の便利機能”として扱う発想ではなく、リアルがむしろツールになっていくという視点です。データを徹底的に集め、それを体験に返して高速で改善する。中国の無人店舗やディディの例が象徴的で、「デジタル化=人を減らす」ではなく、「デジタル化によって人がやるべき仕事がより人間的になる」ことが具体的に描かれています。読みながら、自分の仕事でも“体験を起点にデータをどう回すか”を考える癖が少しずつ育っていきました。 もう一つ気づかされたのは、企業目線のチャネル思考から抜け出せていなかったことです。顧客はオンラインかオフラインかなんて気にしていない。とにかく一番便利な行動を選ぶだけ。その当たり前を前提にすると、プロダクトの優先順位や改善の順序も変わってきます。 デジタル施策に関わっていて「なんとなく感覚だけが先行している気がする」と悩んでいる人には特に刺さる一冊だと思います。僕もそういうタイプだったので、救われた部分が多かったです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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