
コトラーのマーケティング5.0 デジタル・テクノロジー時代の革新戦略
フィリップ・コトラー, ヘルマワン・カルタジャヤ, イワン・セティアワン, 恩藏 直人, and 藤井 清美
この本について
マーケの仕事をしていると、「結局どこまでデジタル化すべきなのか」「AIを入れたところで現場は本当に動くのか」といったモヤモヤがずっと残ることがあります。便利なツールは増えているのに、顧客の行動は読みきれないし、社内の壁はむしろ厚くなる気さえする。自分も同じところでよく足踏みしてきました。 この本が助かったのは、デジタル活用を“手段”として扱っているところです。例えば、AIの予測が過信できない理由を冷静に示したうえで、人間のマーケターがどこで解釈を加える必要があるかを具体的に描いてくれる。また、オフラインを切り捨てないオムニチャネルの考え方が、顧客の動線を現実的に掴む視点につながったり、テクノロジー導入より先に「なぜやるのか」「現場の体験がどう変わるのか」を考える重要性が、かなり腹落ちしました。 さらに、顧客が飽きてしまう前提で体験を更新し続ける話や、部門横断で動くアジャイルチームの構造など、「明日、何を変えればいいか」が意外と具体的に見えてきます。単なる最新トレンドの寄せ集めではなく、現場でつまづくポイントをひとつずつ拾ってくれる印象でした。 特に、デジタル化の波に飲まれつつ「本当にこれでいいのか」と感じているマーケ担当には刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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