
データ・ドリブン・マーケティング―――最低限知っておくべき15の指標
マーク・ジェフリー, 佐藤 純, 矢倉 純之介, and 内田 彩香
ダイヤモンド社 / 2017-04-19
この本について
マーケの数字を追いかけていると、どうしても「全部ROIで説明しろ」という空気に押されてしまうことがありますよね。ブランディングのように短期で売上につながらない施策ほど、なんとなく後ろめたさを感じてしまう。でも、現場で動いていると「本当にこれでいいのかな」とモヤモヤが残ることも多いと思います。 この本が助けてくれたのは、そのモヤモヤに現実的な視点をくれたことでした。たとえば、ブランディングを財務指標だけで測れないのは構造的に当たり前で、そこを無理に数字で縛ると本質を見失うという指摘。あるいは、コンチネンタル航空の事例のように、たった一通の手紙でも、顧客の記憶の文脈を変えるだけで反応がまったく変わるという事実。数字を使うからこそ見える変化も、数字では見えないけれど確かに起きている変化も、どちらも「マーケティング」なんだと整理してくれました。 さらに背中を押されたのは、上位企業ほど需要喚起よりもインフラやデータ統合に投資している、という地に足のついた話です。日々の施策をただ積み上げるのではなく、“選択 → モニタリング → 適応” という流れそのものをつくる。そこに取り組めているかどうかが、結局は成果の差になる。頭ではわかっていたつもりのことが、具体的な指標や事例でようやく腑に落ちました。 今のやり方にうっすら不安を感じつつ、どこから改善すればいいかわからない人に特に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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