
生きている会社、死んでいる会社―「創造的新陳代謝」を生み出す10の基本原則
遠藤 功
この本について
仕事をしていると、「この会社、なんとなく停滞してないか」「自分のやっていることって誰の役に立ってるんだろう」とふと立ち止まる瞬間があります。数字や管理が強調されるほど、“動いているようで実は止まっている”感覚が強まるあの感じ、僕自身もよくハマります。 この本は、そういう行き詰まりの理由を“会社の新陳代謝が止まっているから”と説明してくれます。言い換えると、捨てるべきことを捨てられず、挑戦への勇気を失い、凡庸な価値に落ち着いてしまう状態です。読んでいて刺さったのは、本田宗一郎の「利益より先に“世界に歓迎される独自価値”をつくれ」という話で、これは個人の仕事にもそのまま返ってきます。また、管理を細かくするほど正しく回るわけではなく、むしろリスクを取れなくなるという指摘も、現場で働く人間には痛いほどわかるところです。 さらにこの本は、“生きている会社”の条件として、情熱と理詰めと人の心の充足が揃ってはじめて利益が生まれる、とかなり現実的なバランス感で語っています。単なるスローガンではなく、不要なものをやめ、挑戦の機会をつくり、社員の貢献感を大事にするという、ごく地に足のついた話ばかりです。 「今の会社やチーム、このままで大丈夫なのか」とどこかで感じている人に刺さると思います。自分の仕事を“ただの作業”から一度引き上げたいとき、考えるきっかけになる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
読書の順序
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