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見える化―強い企業をつくる「見える」仕組み

見える化―強い企業をつくる「見える」仕組み

遠藤 功

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この本について

仕事で「情報はあるのに、結局どう動けばいいのか見えないまま時間だけ過ぎる」という感覚、けっこうあると思います。システムを開けば数字は並んでいるのに、現場ではトラブルが起きてからようやく気づく。自分でも、何をもって正常なのか、そもそも何が問題なのか判断できずにモヤモヤしていました。 この本がおもしろいのは、「見える化」をITやデータの話に閉じないで、人間の行動そのものと結びつけて語っているところです。特に刺さったのは、放っておいても問題が“目に飛び込んでくる”状態をどう作るかという視点でした。ただ情報をオープンにするだけでは人は見ない。だから「見せようとする意思」と「見えるようにする知恵」が必要で、それが組織全体の反応速度を決める、という話は職場の風景と重なりました。 また、基準があいまいだと何が異常なのか判別できず、「現場が問題を捉えない」という状況が生まれるという指摘も痛かったです。日々の作業がルーチン化していく中で、どこまでが正常で、どこからが異常なのか、明確なものさしがないと改善の土台にすら立てない。結局、強い企業はそこを整えた上で、現場の人が当事者として課題に向き合える環境をつくっているんですよね。 自分のチームでも「見えているつもり問題」に心当たりがある人に刺さる一冊です。

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