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企業変革のジレンマ 「構造的無能化」はなぜ起きるのか (日本経済新聞出版)

企業変革のジレンマ 「構造的無能化」はなぜ起きるのか (日本経済新聞出版)

宇田川元一

日経BP / 2024-06-25

累計読者数33
平均ハイライト数 38.9件/人
推定読了時間 約3時間50分
star総合評価 77/100
menu_book精読型
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この本について

気づけば、みんな真面目に働いているのに、組織全体としては前に進んでいない感じ。部署ごとに会話が噛み合わず、「結局どこが問題なんだっけ?」とモヤモヤしたまま日々が過ぎる。僕自身もずっとこの違和感を言語化できずにいました。 この本がすごいのは、そのモヤモヤを「能力不足」や「意識の低さ」といった単純な話にせず、組織に起きる“認知の固定化”や“断片化”として丁寧に解きほぐしてくれるところです。特に、一人ひとりは正しく仕事をしているのに、集団になると成果が出なくなる理由を、構造的な現象として説明してくれるのが大きかったです。また、変革を「正しい答えを出すこと」ではなく、「試行錯誤を通じて自分たちで考える力を取り戻すプロセス」として捉え直してくれるのも、この本ならではだと思います。 読み終えたとき、「全社戦略を描く」とは戦略の完成品を作ることじゃなく、会社全体が考えられる状態に変わっていくことなのだと腑に落ちました。環境の変化を前に、どこから動けばいいかわからないと感じている人にはとても意味のある一冊だと思います。 組織の停滞感を“人のせいにしたくない人”に刺さる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

イノベーションが生まれない、事業変革ができない、利益率が低下し続けている──。 事業最適化がもたらす組織の断片化により、必要な変化が滞るという 企業変革のジレンマを、私たちはどうすれば克服できるだろうか。 デビュー作『他者と働く』で異例の大反響を呼んだ注目の経営学者が、 〈構造的無能化〉という独自のキーワードをもとに、 今、多くの企業が直面する複雑な問題のメカニズムを丁寧に解き明かし、 状況打開への道筋を示す、まったく新しい企業変革論。
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