
V字回復の経営 増補改訂版 (日経ビジネス人文庫)
三枝 匡
日経BP / 2021-04-05
累計読者数9
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推定読了時間 約6時間42分
star総合評価 40/100
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この本について
開発のスケジュールが遅れても誰も本気で困っていない感じや、組織のどこかで矛盾が放置されたまま進んでいく感じ。自分もその中にいると、何が問題なのかは分かっているのに、どこから手をつければいいのか分からなくなることがあります。表向きは平和でも、実際はみんなそれぞれの事情で身を守っていて、まとまるべき方向に向かえない。あの独特の停滞感に心当たりがある人は多いと思います。 この本が効くのは、仕組みや理論の前に「組織とはこう動くものだ」というリアルを丁寧に描いているところです。特に、上の階層が“生煮えの段階で入り込む”というくだりは、私も読みながら少し顔が熱くなりました。理想論ではなく、現場で起きる抵抗や政治性まで含めて語られるので、自分の職場に置き換えたときの解像度が高いんですよね。戦略が曖昧なまま時間だけが溶けていく理由や、なぜ元気な組織には「嗅ぎ回る上司」が必ずいるのか、その背景が腑に落ちます。 劇的な成功物語というより、「どうやって組織を前に動かすか」を地道に解きほぐしてくれる一冊です。自分の会社の停滞を“気のせい”にできなくなってきた人に刺さると思います。
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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
「戦略的なアプローチ」と「覚悟(高い志)」を武器に不振事業再建に取り組む黒岩莞太は、社内の甘えを断ち切り、業績を回復させることができるか。実際に行われた組織変革を題材に迫真のストーリーで企業再生のカギを説く。 この不朽の名作に、モデルとなった人物との対談を加えた増補改訂版が、原本に忠実に待望の文庫化!
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