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謙虚なリーダーシップ――1人のリーダーに依存しない組織をつくる

謙虚なリーダーシップ――1人のリーダーに依存しない組織をつくる

エドガー・H・シャイン, ピーター・A・シャイン, and 野津智子

英治出版 / 2020-04-22

累計読者数20
平均ハイライト数 26.5件/人
推定読了時間 約2時間43分
star総合評価 64/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 22%

この本について

チームで動いているはずなのに、いつの間にか「自分がなんとかしなきゃ」に追い込まれてしまう時があります。立場が上がるほど相談しづらくなったり、部署ごとの価値観が噛み合わずに前に進まなかったり。そのたびに、リーダーって結局“強い誰か”が引っ張るしかないのか…とモヤモヤしていました。 この本がよかったのは、「リーダー一人の力量」で押し切る発想からいったん降ろしてくれるところです。たとえば、うまくいく改革の裏側には、医師と経営側のように立場の違う人たちが率直に話せる関係をつくり直すプロセスが欠かせないこと。あるいは、どんな立派なモデルも、グループの価値観や文化に根ざした“合意のつくり方”が整っていないと動かないこと。読んでいると、組織の問題は「解決策がない」のではなく、「一緒に考えられる関係がない」ことが詰まりの正体だったのかもしれないと思わされます。 もう一つ刺さったのは、リーダーシップを“個人の才覚”ではなく、“関係をつくるスキル”として捉え直している点です。観察して対話し、必要な時にだけ前に出て、また身を引く。トップダウンでも放任でもなく、学習できる環境そのものを整える役割。これは立場に関係なく、どの層にも求められる姿だと感じました。 「強いリーダー像に違和感がある人」にほど、静かに効く本です。自分が全部背負う形ではなく、グループの力で前に進めるようになりたい時に手元に置いておきたくなります。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

弱さを受け容れ、本音を伝えあう関係が、組織を変える。 人と組織の研究に多大な影響を与えてきた研究者が、 半世紀にわたる探究の末にたどり着いたリーダーのあり方とは? 『人を助けるとはどういうことか』『問いかける技術』など 、数々の名著を生み出した著者の集大成。
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