
会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方
渡部 清二
東洋経済新報社 / 2018-06-15
この本について
株を眺めていて、「何を手がかりにすればいいのか結局よくわからない…」みたいなモヤモヤってありませんか。PERが低ければ割安って言われても、本当にそれだけで判断していいのか不安になるし、四季報を開いても情報量に圧倒されて気づけば閉じている。自分もずっとそんな感じでした。 この本は、そういう“判断の軸が持てない”状態に、少しだけ光を当ててくれました。たとえば、著者が一貫して強調するのは「売上を見ること」。利益より先に売上が伸びているかどうかを見ると、成長の入り口が掴みやすいという話は、自分の中でかなり腑に落ちました。また、四季報でどこを見るべきかが“気づき”という形で示されていて、誤字脱字レベルから業績の伸び、チャートの転換まで、どんな変化が「前触れ」になりやすいのかが具体的です。そして、オーナー企業かどうか、上場何年目かといった視点が、成長ストーリーのリアリティを一気に高めてくれるのも面白いところでした。 読みながら感じたのは、「未来の10倍株を当てにいく」というよりも、「自分のなかにある違和感や気づきをどう育てるか」を手助けしてくれる本なんだということです。身近な現象から投資のヒントを拾うという考え方も、プロの分析を追いかけて空回りしていた自分にはしっくりきました。 四季報を“読み物”として扱えるようになりたい人や、指標の呪縛から抜け出せずにいる人に特に刺さると思います。自分と同じように悩んでいる人ほど、得るものが多いはずです。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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