
No.1アナリストがいつも使っている投資指標の本当の見方 (日本経済新聞出版)
吉野貴晶
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この本について
投資指標って、一応は知っているつもりでも、実際に銘柄を選ぶ場面になると「どれを信じればいいんだっけ…」と急に自信がなくなることがあります。PERがいいと言われても、景気が悪いと一気に機能しなくなるし、PBRは資産ベースだから安心と思っていたら、デフレ局面では弱い。結局、状況に応じて見方を変えないといけないのに、それが一番むずかしいんですよね。 この本が助かるのは、単に「指標の意味」を説明しているんじゃなくて、「どんな局面で、どの指標が、どのくらい当てになるか」を実務目線で言い切っているところです。たとえば、EV/EBITDAが“買収資金を何年で回収できるか”という超シンプルな感覚に落とし込まれていたり、PERを使うなら業績予想の信頼度と利益の平均回帰性が欠かせない、といったように、指標の裏にある前提条件まで丁寧に示してくれます。だから「数字だけよくても、本当に割安って言えるのか?」という判断がだいぶラクになります。 さらに、景気局面ごとの“使える指標の切り替え”が具体的なのもありがたいです。景気後退ならPBR、反転局面ならモメンタム、超長期ならPBR戦略が効く…といった具合に、自分の投資期間と合わせて整理できるので、指標を“選ぶストレス”が減ります。 感覚ではなく、状況に合わせて投資指標を使い分けたい人に静かに刺さる一冊です。
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