
マネーロンダリング (幻冬舎文庫)
橘玲
幻冬舎
累計読者数69
平均ハイライト数 23.4件/人
推定読了時間 約2時間31分
star総合評価 64/100
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この本について
お金のことって、調べれば調べるほど「知らないまま人生が進んでいたのか…」という妙な不安が出てきます。税金も相続も投資も、表向きの説明とは別に、実務の世界ではまったく違う動き方をしているんじゃないか、みたいなモヤモヤです。僕自身も、何となく損してる気がするのに、どこから学べばいいのか迷っていました。 『マネーロンダリング』は、小説の体裁なのに、制度の“穴”や国際金融の実情がえぐいほど具体的に描かれていて、読むだけで視界がひらけます。たとえば、生保を使った課税の先送りがどう成立するのかとか、海外口座と非居住者の扱いで相続がどれだけ変わるのか、あるいは税金がないだけでリターンが複利で積み上がっていく感覚など、知識としては聞いたことがあっても、実際の登場人物の判断として読むと腹落ちが違います。ITバブル前後のディーリングの描写も、机上の投資論とは別の「実際に人間がどう決断を誤るか」がよくわかって痛いほどリアルです。 制度の裏側を知ったからといって急に賢くなれるわけではないですが、「知らないまま思い込みで選ばない」というだけで、将来の選択肢がだいぶ変わる。そんな感覚をくれる本でした。お金まわりの知識に漠然と不安がある人、特に“自分は何を知らないのか知りたい”と感じている人には刺さりやすいと思います。
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出版社による紹介
マネーロンダリング(資金洗浄)とは、テロ資金や麻薬・武器密売・人身売買などの犯罪で得た収益を、海外の複数の金融機関を使って隠匿する行為をいう。本書ではカシオ詐欺事件、五菱会事件、ライブドア事件などの具体的な事例をもとに、初心者にもマネロンの現場が体験できるよう案内した。専門知識はなにひとつ必要ない。グローバル化、大衆化したマネロンによって、いまや世界の仕組みが変わりつつあることを読者は知るだろう。
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