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タックスヘイヴン Tax Haven (幻冬舎文庫)

タックスヘイヴン Tax Haven (幻冬舎文庫)

橘玲

幻冬舎 / 2016-04-12

累計読者数11
平均ハイライト数 3件/人
推定読了時間 約5時間52分
star総合評価 41/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 22%

この本について

お金まわりって、「自分だけ何も知らないんじゃないか」という不安がつきまといますよね。とくに海外送金や税制が絡むと、一気に霧の中に放り込まれたような気分になります。頭で追いきれないまま、なんとなくモヤモヤを抱え続けてしまう感じ、けっこう多いと思います。 『タックスヘイヴン』は物語として読めるのに、世界の金融がどう動いているのかを立体的に掴めるのが特徴でした。たとえば海外送金が「紙幣が海を渡る」わけではなく、コルレス銀行というハブで数字が動いているだけだとわかると、あの曖昧だった仕組みが急に具体的になります。また、日本とアメリカの税のルールがどう噛み合って、思いもよらない抜け道が生まれてしまうのか。これも制度そのもののクセが見えるので、単に「裏ワザがある」ではなく、「どうしてそうなるのか」に意識が向くようになります。 さらに印象に残るのは、金融に関わる人間の思考や温度感がそのまま描かれている点です。古波蔵の「生き残るにはルールを掴みきるしかない」という言葉は、金融に限らず、自分の仕事でも当てはまるなと思いました。世界がどう動いているかを知らないままでは、不安に飲み込まれやすいんですよね。 制度の裏側を“怖いもの見たさ”だけでなく、現実の延長として知りたい人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

東南アジアでもっとも成功した金融マネージャー北川が、シンガポールのホテルで転落死した。自殺か他殺か。同時に名門スイス銀行の山之辺が失踪、1000億円が消えた。金融洗浄(マネーロンダリング)、ODA、原発輸出、仕手株集団、暗躍する政治家とヤクザ……。名門銀行が絶対に知られたくない秘密、そしてすべてを操る男の存在とは? 国際金融情報小説の傑作!
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