
タックスヘイヴン Tax Haven
橘玲
幻冬舎 / 2016-04-12
累計読者数4
平均ハイライト数 6件/人
推定読了時間 約5時間52分
star総合評価 39/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 16%
この本について
仕事でもお金まわりでも、「自分だけ蚊帳の外に置かれている感じ」が抜けない時ってありますよね。気づけば決まってから知らされる側で、知らないまま動くしかない。でも本当は、せめて“自分の世界くらいは自分で守りたい”と願ってしまう。 『タックスヘイヴン』を読んでいると、そのモヤモヤが少し言語化されます。物語の中で何度も出てくる「都合のいい話ほど疑う」「ルールを知らない者から脱落していく」という台詞は、派手な成功論ではなく、ただ生き残るための現実的な視点として刺さります。シンガポールの税制や富裕層の動きを追う描写も、知識を増やすというより、世界のゲームの盤面を一度俯瞰する感覚に近いです。自分の生活には直接関係なさそうに見えて、実は“世の仕組みの前提”を疑うきっかけになるところが大事なんだと思います。 読み終えたあとに残るのは、「全部を理解するのは無理でも、知らないままで振り回されるのはもっと嫌だな」という静かな決意みたいなもの。この温度感がしっくりくる人には、とても向いているはずです。たとえば、日々の仕事で“なぜこうなっているのか”を置き去りにしたまま進んでいる気がしている人にも、いい読書になると思います。
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出版社による紹介
東南アジアでもっとも成功した金融マネージャー北川が、シンガポールのホテルで転落死した。自殺か他殺か。同時に名門スイス銀行の山之辺が失踪、1000億円が消えた。金融洗浄(マネーロンダリング)、ODA、原発輸出、仕手株集団、暗躍する政治家とヤクザ……。名門銀行が絶対に知られたくない秘密、そしてすべてを操る男の存在とは? 国際金融情報小説の傑作!
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