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ウォールデン 森の生活 上 (小学館文庫)

ウォールデン 森の生活 上 (小学館文庫)

ヘンリーD・ソロー and 今泉吉晴

小学館 / 2016-08-10

累計読者数3
平均ハイライト数 71.7件/人
推定読了時間 約6時間12分
star総合評価 69/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 37%

この本について

最近、何を選んでも「なんとなく自分の判断じゃない気がする」とか、「気づけば未来の心配ばかりしていまが抜け落ちている」みたいな感覚が続くことがあります。仕事でも生活でも、流れに乗っているだけで、どこに向かっているのかよく分からないまま日々が進んでいく感じです。 『ウォールデン 森の生活』を読むと、そのモヤモヤが少しだけ整理されます。とくに刺さるのは、ソローが“知るとは経験に変換することだ”と言い切る姿勢で、聞いたり読んだりした知識ではなく、「自分の実験として生きる」ことに徹している点です。私たちがつい複雑にしてしまう生活を、まず“いちばん大切な必要”から組み立て直すという考え方も、ややこしい判断が増え続ける現代に妙にしっくりきます。さらに、未来に爪先立つように生きてしまう癖から一度離れて、「今」を確かめ直す視点も、この本ならではの効き方をします。 派手に人生が変わるというタイプではないのですが、暮らしの中で見落としていた感覚が静かに戻ってくる本です。考え方をこじらせがちな人、あるいは何かを“足す”より“減らす”方向で見直してみたい人にはとくに刺さります。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

わかりやすく、見やすく蘇った『森の生活』。 ヘンリー・D・ソローは、1800年代中期、ウォールデンの森の家で自然と共に2年2か月過ごし、内なる自然と外界の自然、そして人間社会を見つめて膨大な日記を記しました。その日記をもとに一冊に編み上げたのが本書です。邦訳は、古典の引用などから難解な書籍と言われていましたが、2004年に小学館から発売になった動物学者の今泉吉晴氏の訳本は、今泉氏自身が山小屋に30年暮らして、自然の側からの視点でソローの翻訳を続け、若々しく、読みやすく、示唆に富む内容になっています。今回の文庫では、さらに豊富な注釈を加筆。深く読み込みたい読者に対しても魅力ある内容となっています。新たに収録された写真と地図は、ソローの足跡(そくせき)をたどったH.グリーソンによるもの。ソローの文章と一緒に見ることで、ソローが感じていた自然を少しでも感じてほしいという訳者の意図によります。社会の産業化が進み始めた時代に、どのようにソローが自然の中を歩き、何を感じていたか。現代に生きる私たちも少しでも感じることができるのではないでしょうか。
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