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スティーブ・ジョブズ 無謀な男が真のリーダーになるまで(下) (日本経済新聞出版)

スティーブ・ジョブズ 無謀な男が真のリーダーになるまで(下) (日本経済新聞出版)

ブレント・シュレンダー、リック・テッツェリ、井口耕二

日経BP / 201609

累計読者数4
平均ハイライト数 17.5件/人
推定読了時間 約8時間12分
star総合評価 57/100
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この本について

仕事でも人生でも、年齢を重ねるほど「自分はこのまま伸びていけるんだろうか」と不安になることがあります。直感で動いていた頃ほど勢いはないし、かといって経験が十分に自信へつながるわけでもない。私も同じように揺れながら、この本の抜粋に何度も足が止まりました。 読んでいて強く感じたのは、ジョブズを“最初からすごかった人”として扱わない視点です。彼自身、年を重ねる中でようやく「点はいつかつながる」と信じられるようになり、部下に任せる余白を持てるようになり、必要ないものにノーと言えるようになっていきます。若い頃の暴走が、復帰後には成熟した判断に変わっていく過程がかなり具体的に描かれていて、年齢を重ねることの意味が少しだけ前向きに見えるんです。 もう一つ響いたのは、彼が“やむにやまれぬ思い”という、説明のつかない衝動を軸に動いていたという点です。市場調査ではなく、深みのある直感でiPhoneを生み出した話は有名ですが、その裏では何度も失敗し、時には方向転換しながら「最善を尽くすこと」を選び続ける姿がある。完璧超人ではなく、試行錯誤の連続で作られたリーダー像に救われる人は多いと思います。 「もっと成長したいけど、何から変えればいいのかわからない」と感じている人には特に刺さるはずです。自分の変化のスピードを信じられないときに、少しだけ視界を広げてくれる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

1985年、スティーブ・ジョブズは自身が創立したアップルから追放される。問題行動も多く、社内を混乱に陥れたとされている。その「変人」は、なぜ96年にアップルに復帰するや、「現代を代表する経営者」、「ビジョナリー」となったのか? 講談社から発売された公認伝記『スティーブ・ジョブズ』には、詳しく語られなかった部分がある。それは、ジョブズがアップルから追放され、ピクサーとNeXTを立ち上げていた時代である。その間にどのような人間的変化があったのか。 NeXTに移ると、ジョブズへの世間からの注目度は低くなり、人材を含めたリソースも、アップルほどではなくなる。そうなると、彼はこれまで正面から向き合ってこなかった「会社経営」を学ばないといけなくなった。 新会社に移って真剣に取り組んだのがマーケティングだ。アップル時代は会社が大きかったので、こういったことは他人に任せて、自分は商品開発に打ち込んでいた。また、人心掌握にもたけるようになる。時を同じくしてローリーンと結婚したことも大きい。「人」への関心が高まっていった時代だ。 ジョブズというと、その個人の発想力、企画力、ちょっとずれると、その「変人」ぶりばかり注目されるが、本書からは意外にもその「ビジョナリー・リーダー」の姿がはっきり見えてくる。その後、アップルに戻ると世間の予想をくつがえす能力を発揮し、iPhone、iPad、iTunesといった革新的アイデアを次々と実現させていく。その姿は、80年代の「マックの美しさに固執する変人」ではなかった。 本書は、フォーチュン誌記者としてジョブズと25年以上にわたる親交を持つ著者が、折々に取材したテープ(30本以上)を再構成し、さらに公認伝記には協力しなかった人物にもアクセスして書き下ろした話題作。すでに世界20カ国以上で翻訳されている。
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