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アメリカ 異形の制度空間 (講談社選書メチエ)

アメリカ 異形の制度空間 (講談社選書メチエ)

西谷修

講談社 / 2016-10

累計読者数3
平均ハイライト数 37.7件/人
推定読了時間 約5時間26分
star総合評価 58/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

最近、国や社会の“当たり前”がどう作られたのかを考えることが増えました。自由って本当に中立なのか、所有権ってそんなに普遍的な価値なのか、なんとなくモヤッとしたまま過ごしてしまうこともあります。でもその違和感を言語化するのは、意外と難しいままなんですよね。 『アメリカ 異形の制度空間』は、そのモヤモヤを歴史の奥行きから整理してくれる本でした。読者が保存していた抜粋を見ると、多くの人が「発見」「自由」「領有」といった言葉が、そもそもどんな前提のもとに成り立っていたのか、そこに刺さっているように感じます。コロンブスやヴェスプッチの物語を追うというより、その背後にあるキリスト教世界の規範や、教皇が領土線を引くという発想そのものが、現在の世界秩序の“根っこ”になっているという視点が、静かに効いてくるんです。 読んでいると、自由が解放ではなく「土地を所有可能な状態にするための整理」でもあったことや、インディアンの生存世界が制度の力で“見えなくされていく”プロセスが、今の価値観と地続きであることに気づかされます。自分が思い込んでいた「自然な前提」が、実はすごく特殊な条件から作られているんだなと腹に落ちます。 歴史を知りたいというより、「自分が立っている土台の形を知りたい人」に刺さる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

所有権を基盤とする「自由」の理念によって制度化されていったアメリカ。20世紀に一気に「世界」へと浸透したその規範性の特徴とは
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