
興亡の世界史 イスラーム帝国のジハード (講談社学術文庫)
小杉泰
講談社 / 2016-11-10
累計読者数3
平均ハイライト数 12.3件/人
推定読了時間 約6時間48分
star総合評価 35/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 20%
この本について
歴史の本を読むとき、「結局これは昔話で、今の自分とどうつながるんだろう…」とモヤッとすることがよくあります。特にイスラームやジハードの話になると、固定観念だけが先に立って、具体的な社会や人間の感覚が抜け落ちてしまいがちです。僕もずっとその違和感を持っていたのですが、この本はそこをゆっくりほどいてくれました。 読んでいて刺さったのは、ジハードが「右手に剣、左手にコーラン」という単純な話ではなく、社会正義や秩序の維持という、当時の人々の生活に根ざしたものとして描かれている点です。軍事力よりも、ラクダの扱い方のような地味だけど決定的な技術や、旅人を守るという砂漠の共同体の感覚によって秩序が支えられていたという視点も新鮮でした。また、イスラームが単なる宗教ではなく、帝国を動かす原理そのものになっていく過程を追うことで、「宗教と政治」といった大きなテーマが急に人間味のあるものとして見えてきます。 歴史の知識を増やすというより、「なぜ彼らはこう考えたのか」という筋道をたどることで、今の社会の見え方が変わる本でした。現代のニュースを見て「背景が全然つかめない」と感じる人には特に刺さると思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの81%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
7世紀、アラビア半島の一角にムハンマドによって確立されたイスラームの共同体。それは人間の平等と弱者救済を訴え、迫害を受けながらアラビア半島全域に広がり、さらにビザンツ帝国、ササン朝ペルシアを滅ぼしてイベリア半島から中央アジアに至る大帝国を築き上げる。多くの異なる民族、多言語、多宗教の壁を乗り越えて大帝国を実現させたイスラームのジハードと融和の原理とは何か明らかにする。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




