
イスラム教の論理(新潮新書)
飯山陽
累計読者数6
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star総合評価 45/100
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この本について
異文化や宗教のニュースを見るたびに、「自分は何を分かっていないんだろう」とモヤモヤすることがあります。知った気になりたくないけれど、距離のある世界をどう理解すればいいのか分からないまま、そっと流してしまう。僕もずっとその繰り返しでした。 この本が助かったのは、著者が“外側の人間として”イスラム法の一次資料を読み込み、現地での経験を重ねながら、「イスラム教徒の世界はどう見えているのか」を淡々と描いてくれるところです。ニュースで語られる政治的な分析ではなく、信仰の内側にある論理や価値観が、実際の言葉や事例を通して立ち上がってくるので、こちらの思い込みが静かにほぐれていきます。たとえば、何が正しい行為かを神の意図から判断するという考え方や、法が人間の裁量では変えられない理由など、自分の前提とはまったく違う軸を「なるほど、こう見えるのか」と追体験できるのが大きかったです。 宗教を評価するためではなく、自分とは異なる論理で世界を読む人たちの“目の位置”を知りたい人にはとても向いています。表面的なイメージだけで理解したつもりになる怖さを感じている人に、静かに刺さる一冊だと思います。
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出版社による紹介
気鋭のイスラム思想研究者が、コーランを典拠に西側の倫理とはかけ離れたその本質を描き出す。
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