
戦略デザイナーが伝えたい、システムのデザイン
山田和雅
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2025-12-12
累計読者数10
平均ハイライト数 28件/人
推定読了時間 約5時間46分
star総合評価 59/100
start序盤集中型
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この本について
仕事で起きる問題が、目の前のタスクだけじゃ説明しきれないと感じる瞬間ってありませんか。自分では頑張っているのに、チームや組織としてはどこか噛み合わないまま進んでいく感じ。原因がどこにあるのかもよく分からず、手を打っても「また別のところでほころびが出る」みたいなループに入りがちです。僕も長くそこでもがいてきました。 この本は、そんな“複雑なのに説明不能”な状況を、いきなり解けるようにするものではありません。ただ、目の前の現象の裏側にある関係性やレイヤーの違いを「見えるようにしてくれる」感覚があります。ペースレイヤリングで変化の速さの違いを捉える話や、ステークホルダー全体の動きを複雑適応系として眺める視点は、日々の判断を少しだけ落ち着かせてくれました。また、「ある程度の複雑さを残しつつ、分かるレベルにする」ための考え方は、チーム内の議論を柔らかくするという意味でも実用的でした。 個別最適から全体最適へ視点を広げたいけれど、スローガンだけでは動けないと悩んでいる人には特に合うと思います。プロダクトでも組織でも、表に見える“解決策”ではなく、その背後で起きている相互作用や文化まで含めて考えたい時、ひとつの足がかりになる一冊でした。
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出版社による紹介
本書は、複雑化する現代社会の課題を根本から解決するための新しいアプローチ「システムのデザイン」を実践的に解説した一冊です。著者の山田和雅氏は、三井物産での実務経験とイリノイ工科大学デザインスクールでの学びを融合させ、個別最適を超え全体最適を目指すシステム変革の方法論を体系化しました。「メンタルヘルス」「水素技術の社会実装」「障害者就労」などの具体的な事例とともに、複雑適応系システムの変革プロセスを8つのステップで詳しく解説しています。近年は、AI技術の進歩、気候変動、人口減少、価値観の多様化など、従来の手法では解決困難な複雑な課題が次々と現れています。これらの課題は相互に関連し合い、一つの解決策では根本的な改善が困難です。本書で紹介する「システムのデザイン」は、このような複雑な課題に対するアプローチです。従来のデザイン思考が個別最適(ユーザー中心)を目指していたのに対し、システムのデザインは全体最適(システム全体の調和)を追求します。これにより、表面的な対症療法ではなく、課題を生み出している構造そのものを変革することが可能になります。 発行:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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