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マツダ 心を燃やす逆転の経営

マツダ 心を燃やす逆転の経営

山中 浩之

日経BP / 2019-04-30

累計読者数5
平均ハイライト数 6件/人
推定読了時間 約5時間2分
star総合評価 35/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

仕事をしていると、自分が見ているレイヤーがいつの間にか「目の前のタスクの成功」に寄ってしまって、そもそも何のためにやっているんだっけ、と分からなくなることがあると思います。とくに組織にいると、個別最適に引っ張られて全体の目的を忘れてしまうあの感覚、けっこうしんどいですよね。 この本は、そんなモヤモヤを「視点を一段上げる」とどう変わるのかを具体的に見せてくれます。開発現場で起きていた“火消しが仕事になる文化”や、“ベンチマークの寄せ集めになってしまう罠”が、どんな積み重ねで生まれ、どうやって抜け出したのか。その過程が生々しく描かれていて、読んでいると自分の職場の問題とも自然に重なるんです。そして「考えて間違うことは罪ではない」「走り出す前にちゃんと考える」という、ごく当たり前なのに忘れがちな姿勢が、組織をどう変えるのかがよく分かります。 個人的に刺さったのは、「なぜその手段が必要なのか」を取り出し直す思考の部分。レーザーポインターの例のように、目的と手段をいったん切り離して考えるだけで、目の前の判断の質が変わる感じがします。大それた改革ではなく、日々の押し引きの中で信頼を作り直すことの大事さも、妙に現実的です。 自分の仕事が“火消し”に寄りがちだと感じている人、あるいは組織の意思決定の曖昧さに疲れている人には、とても静かに効く本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「今にみちょれ」。 「失われた20年」と呼ばれるバブル崩壊後の日本経済の苦境。 1990年代後半のマツダはまさにその“地獄”の中にあった。 業績は低迷、リストラで社員を失い、外資の米フォード・モーターに経営権を握られ、ブランドイメージは地に墜ちていた。 だが、マツダの技術者たちは諦めていなかった。自分たちが造りたい「理想のクルマ」を造る。 シェアを追うのではなく、世界の2%のユーザーに深く愛される商品で復活を図ろう。 2005年に社内チーム「CFT6」が立案したプランは、やがて「モノ造り革新」として、マツダの仕事のやり方の「全取っ換え」につながり、エンジンを中核とする「SKYACTIVテクノロジー」や「魂動デザイン」として結実する。 モノ造り革新には、様々な壁が立ちはだかった。フォード傘下での悪戦苦闘、リーマンショックの襲来……。 「世界最高のエンジンを全力で開発する」という方針に対しても、ハイブリッド車やEVが脚光を浴びる中、「マツダはカネがないから、内燃機関をやるしかない」ともささやかれた。 しかし、2012年からマツダが投入した新世代のクルマたちはヒットが相次ぐ。 日本経済が閉塞感に苦しんだ20年間に、この「逆転劇」を起こせた原動力は、マツダで働く人々の心を燃え上がらせ続けた「モノ造り革新」にある。 その仕掛人にして立役者の金井誠太氏(元会長、現相談役)に、2年半にわたり10回以上インタビューを敢行。モノ造り革新のすべてを語ってもらった。 マツダ再生の物語に加え、金井氏がモノ造り革新で編み出した方法論を、他の業種、企業でも応用できる汎用性を持つ形で、コラムとして収録した。
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