
新版 ドラッカー・スクールで学んだ本当のマネジメント
藤田 勝利
日経BP / 2021-04-09
この本について
最近、チームの空気が重いとか、目の前のタスクは回しているのに「これって何のためなんだろう」と感じる瞬間ってありませんか。自分もそうで、弱みにばかり目が向いたり、部署内だけで物事を完結させようとしてしまうことがよくあります。でも、どれだけ頑張っても視点がズレたままだと、組織も自分も前に進んでいる実感が湧かないんですよね。 この本が助けになるのは、マネジメントを「小手先の技術」じゃなくて、顧客の価値と人の強みに視点を戻す営みとして描いているところです。例えば、部下のモチベーションだって難しい理論より先に「顧客が喜ぶ仕事ができているか」を整える方が効く、と書かれていて、現場で感じていた違和感が腑に落ちました。また、何かを足すよりまず“捨てる”ことから始めるという発想も、日々の業務が積み上がり続けて息苦しくなっていた自分には刺さりました。さらには、誰が正しいかではなく、目的に向けて全員の視点を合わせる大切さも丁寧に語られていて、組織で起きるモヤモヤの正体が整理されていきます。 大げさな成功論ではなく、現場で感じる小さな違和感をどう扱うかを教えてくれる本です。特に「強みをどう生かせばいいのか分からない」「組織全体の目的が見えないまま走っている気がする」という人には静かに効くと思います。
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