
孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCA―――終わらない仕事がすっきり片づく超スピード仕事術
三木 雄信
ダイヤモンド社 / 201702
この本について
仕事の目標を立てても、結局どれから手をつければいいのか分からないまま一日が終わっていくことってありますよね。僕も「ちゃんとやってるはずなのに前に進んでる感じがしない」時期が長くて、数字を見るのも正直しんどかったです。ただ、この本を読んでみると、あの停滞感の多くは“やり方が大きすぎる”とか“検証の間隔が長すぎる”ことから来ていたんだなと気づかされました。 本書が面白いのは、ソフトバンクのような大きな挑戦も、実際には「許容できる範囲のリスクを小さく積む」ことで進んでいたという視点です。派手な一発勝負ではなく、毎日できる小さな行動を数字で確認し、良かったものだけに集中する。読む前は「大企業だからできるんでしょ」とどこか距離を感じていたのですが、やっていること自体は個人でも再現可能な仕組みなんですよね。特に、思いついた方法を一つずつ試すのではなく、期限を決めて全部いっぺんにやってしまう発想は、僕にとってかなりの発見でした。 もう一つ、この本が助けになるのは「失敗との付き合い方」です。前もって失敗の可能性を共有し、代替案までセットで見える化しておくと、ミスそのものが責められにくくなる。これ、実際にやってみると気持ちがすごく楽になります。毎日の結果を数字で確認するのも、追い詰めるためじゃなくて“今日の勝ち負けを知るだけ”と考えると、むしろ安心材料になるんですよね。 大きな目標に圧倒されやすい人や、やることを一つずつ丁寧に片づけているのに成果が見えにくい人には、けっこう刺さるはずです。仕事のスピードよりも「前に進んでいる実感」が欲しいときに、そっと現実的なヒントをくれる一冊でした。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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