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「おじさん」的思考【2冊 合本版】 (角川文庫)

「おじさん」的思考【2冊 合本版】 (角川文庫)

内田 樹

KADOKAWA

累計読者数3
平均ハイライト数 30.7件/人
推定読了時間 約6時間40分
star総合評価 62/100
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この本について

最近、誰かの言い方ひとつに妙に引っかかったり、「正しいはずなのに、なぜか納得できない」と感じることが増えていませんか。仕事でも人間関係でも、表向きの“正論”とは別のところに、自分のモヤモヤの源がある気がする。でもそれが何なのか、うまく言葉にならない。そんなときに内田樹さんの『「おじさん」的思考』を読むと、思考のほころびにそっと光が当たるような感覚があります。 この本が面白いのは、抽象論ではなく、学校、戦争、性愛、国家、知と欲望といった領域を行き来しながら、「人はなぜこう振る舞ってしまうのか」を丁寧にほどいていくところです。例えば、学校という場に潜むエロティックな力学や、知を求めるとは本来どういう欲望なのか。あるいは、国家が“敵か味方か”の単純な線引きでは動いていないこと。こういう視点をもらうと、日常でつい反射的に“正しさ”に寄りかかってしまう自分のパターンが見えてきます。そこから距離が取れるだけで、人間関係や仕事の構え方が少し変わるはずです。 特に刺さると思うのは、「人はモノそのものではなく、他者との物語や承認を欲している」という指摘です。この視点を持つと、相手の行動の裏にある欲望が読みやすくなり、自分の苛立ちや不安にも説明がつく。誰かを変えようと力むより、関係そのもののリズムを整える方がずっと現実的だと気づきます。 “正論に疲れたけど、思考停止もしたくない人”に静かに効く本です。ひとつの立場に縛られず、世界の見え方を少しずつほぐしたいときに、手元に置いておく意味があると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「おじさん」的思考 こつこつ働き、家庭を愛し、正義を信じ、民主主義を守る・・・。「日本の正しいおじさん」たちが心の支えとしてきたモラルや常識が棄て去られてしまった現代、「おじさん」たちは何を指針に生きれば良いのか。最も信頼できる論客が、今こそ「正しいおじさん」の功績を讃え、思想体系を整備し、成熟した大人として生きるための思考方法を綴った知的参考テキスト。 期間限定の思想 「おじさん」的思考2 「女子大生」を仮想相手とし、成熟した生き方をするために必要な知恵を伝授。自立の意味とは? 人が仕事をする理由とは? なぜ官僚は無責任なのか? 希望を失った若者の行方は?・・・あらゆる社会問題を自らの身体感覚と知に基づき、一刀両断。話題書『「おじさん」的思考』に続く、大人になるための必読参考テキスト続編。 ※本電子書籍は『「おじさん」的思考』『期間限定の思想 「おじさん」的思考2』を1冊にまとめた合本版です。
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