
「おじさん」的思考 (角川文庫)
内田 樹
KADOKAWA / 2011-07
累計読者数9
平均ハイライト数 16.6件/人
推定読了時間 約3時間22分
star総合評価 36/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%
この本について
最近、仕事でも人間関係でも「自分の考えが固まってしまっている気がする」とか、「知らないことをどう学び直せばいいのか分からない」という相談をよく受けます。僕自身も同じように迷う瞬間があって、そんなときに手を止めさせられたのが『「おじさん」的思考』でした。 この本が面白いのは、上から目線の説教ではなく、「人はそもそも適度にふるまうのが苦手」とか「自分が何を知らないかを言語化できないと学べない」といった、耳が痛いけれど妙に納得してしまう視点が散りばめられているところです。学ぶにはまず“白紙”に戻る必要があるという話や、倫理は結局のところ「お先にどうぞ」と自然に言えるかどうかだ、という現実的な指摘も、日常の小さな行動をじわっと変えてきます。 さらに印象的だったのは、「大人とは、自分ができないことを認められる人だ」という一節です。これを読んでから、分からないことを分からないと言うハードルが少し下がりましたし、何かを学ぶときの肩の力が抜けた気がします。 自分の思考が凝り固まってきたと感じる人、あるいは最近ちょっと息苦しいなという人に静かに刺さる一冊だと思います。
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出版社による紹介
こつこつ働き、家庭を愛し、正義を信じ、民主主義を守る……。「日本の正しいおじさん」たちが心の支えとしてきたモラルや常識が棄て去られてしまった現代、「おじさん」たちは何を指針に生きれば良いのか。最も信頼できる論客が、今こそ「正しいおじさん」の功績を讃え、思想体系を整備し、成熟した大人として生きるための思考方法を綴った、知的参考テキスト。解説は平松洋子(エッセイスト)。
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