
最強のシンプル思考
ケン・シーガル、大熊 希美
日経BP / 2017-03-24
この本について
仕事でも日常でも、「やることは増えるのに、肝心なところがぼやけていく感じ」が続く時があります。何かを良くしようとして手を加えているはずなのに、気づいたら複雑さばかり積み上がっていた…みたいなやつです。僕も同じで、一度立ち止まらないと何が本質だったのかすぐ見失ってしまいます。 この本がよかったのは、シンプルさを「削ぎ落とす技術」として扱っているところでした。例えば、読み手が保存してくれた「なぜを研ぎ澄ませる」という一節。これを突き詰めると、無駄が自然に露わになっていく感覚があります。何かを足す前に、まず余計なものを引く。アップルのミッションのように、一文で語れる軸をつくる。それだけで判断に迷う時間が減って、仕事のフローも作りやすくなるんですよね。 もうひとつ刺さったのは、フローが「邪魔されるとすぐ壊れる」という話。僕も、気分良く作業していたのに小さな違和感ひとつで集中が霧散することが多くて、あれも立派な“余計なもの”なんだと気づきました。足し算ではなく、ノイズを減らすことでポジティブな体験まで強くなるという視点は、かなり実践に落とし込みやすいです。 派手な成功法則ではないけれど、「迷いが多い時ほど、余計なものから見直したい人」にはしっかり刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
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