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コミンテルンの謀略と日本の敗戦 (PHP新書)

コミンテルンの謀略と日本の敗戦 (PHP新書)

江崎 道朗

PHP研究所 / 2017-08-10

累計読者数7
平均ハイライト数 7.9件/人
推定読了時間 約4時間20分
star総合評価 42/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 20%

この本について

最近、歴史や政治の話になると「結局どこまで信じていいのか」「誰の視点で語られているのか」が気になって、ニュースをそのまま飲み込めなくなることが多いんですよね。自分でも判断したいのに、材料が足りない感じがずっと残る。そんなときにこの本を読んで、視界が少しクリアになった実感がありました。 刺さったのは、当時の日本や欧米で起きたことを、人物の善悪だけでなく“構造”として描いてくれるところです。たとえば、愛国心が利用されたり否定されたりした背景を、思想や国際工作の流れの中で説明してくれるおかげで、「なぜそんな判断が下されたのか」が立体的に見えてきます。また、コミンテルンの宣伝戦の話は、情報がどう扱われ、どう人の判断を歪めていくのかを考えるヒントにもなりました。いまの社会をそのまま重ねるのは乱暴ですが、「情報の使われ方」が歴史を動かすという視点は、日常のモヤモヤにも直結します。 さらに、この本が面白いのは、日本の中にも当時さまざまな政治思想のグループがあり、どれも単純に善悪で語れない複雑さがあったことを丁寧に追っている点です。自分の立場を決めつけずに、まず「どういう前提で人は動くのか」を知ることの大事さがじわっと効いてきました。 いまのニュースの背景をもう少し深く理解したい人や、「歴史の話ってなんとなく苦手」だけど引っかかるものがある人には、特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ロシア革命が成功したあと、レーニンは世界革命を遂行すべく、「コミンテルン(共産主義インターナショナル)」をつくる。それは恐るべき思想と悪魔的手法に裏打ちされた組織であった。そして大日本帝国は、やすやすとその謀略に乗せられ、第二次大戦に追い込まれていく。なぜ、そうなってしまったのか? 実は、その背後には、日本の「自滅的」な大失敗があった。リヒャルト・ゾルゲ、尾崎秀実らが暗躍していたことは、よく知られたことだろうが、彼ら以外にも、軍や政府内部に入り込み、ソ連・コミンテルンの都合の良いように動く人々がいたのである。どうして当時の日本のエリートたちは共産主義にシンパシーを覚えたのか? ソ連型の共産主義社会をめざす「左翼全体主義者」と、天皇を戴きながら社会主義的統制国家をめざす「右翼全体主義者」は、いかにして日本を席巻したのか? そして左右の全体主義の危険性に気づき、その勢力に敢然と立ち向かった保守自由主義者たちの姿とは——? コミンテルンの戦略を詳述しつつ、日本国内の動きの謎を解き、隠された「歴史の真実」を明らかにする刮目の書。 【目次より】●はじめに コミンテルンの謀略をタブー視するな ●第1章 ロシア革命とコミンテルンの謀略——戦前の日本もスパイ天国だった ●第2章 「二つに断裂した日本」と無用な敵を作り出した言論弾圧 ●第3章 日本の軍部に対するコミンテルンの浸透工作 ●第4章 昭和の「国家革新」運動を背後から操ったコミンテルン ●第5章 「保守自由主義」VS「右翼全体主義」「左翼全体主義」 ●第6章 尾崎・ゾルゲの対日工作と、政府への浸透 ●おわりに 近衛文麿という謎 【PHP研究所】
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