
「ほめちぎる教習所」のやる気の育て方
加藤 光一、坪田信貴
KADOKAWA / 2018-01-18
この本について
人と関わるとき、「ちゃんと伝えてるはずなのに届かない」とか、「ほめたい気持ちはあるのに言葉が出てこない」とか、そんな小さなつまずきに自分でも気づかないうちに疲れてしまうことがあります。相手の気持ちを動かしたいのに、どう扱えばいいのか分からないまま時間だけが過ぎていく感じ、僕もよくあります。 この本が面白いのは、立派な指導論よりも、明日から試せる“動作レベル”の工夫がやたら多いところです。例えば、まずは家族に「ありがとう」を増やして反応を見るところから始めるとか、失敗した理由を一緒に確認して理解できた瞬間を拾うとか、質問をしてくれた相手に「いいところに気づいたね」と声をかけて自発性を育てるとか。どれも劇的な変化じゃないのに、やってみると関係の空気が少しずつ柔らかくなる実感があります。相手のタイプごとの反応や、ほめても疑う人への向き合い方が書かれているのも助かりました。 僕自身、「ほめる=持ち上げること」だと思っていた時期が長かったんですが、この本はもっと日常的で現実的な“観察する姿勢”に近いんですよね。相手の意欲がどこで止まっているのかを一緒に探しながら、無理なく背中を押す方法がいくつも紹介されています。 人を動かしたいわけじゃなくて、「関係をこじらせたくない」「伝わるコミュニケーションにしたい」と quietly 思っている人に刺さる一冊です。
読書インサイト
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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