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ひげを剃る。そして女子高生を拾う。【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)

しめさば and ぶーた

KADOKAWA / 2018-02-01

累計読者数6
平均ハイライト数 29.2件/人
推定読了時間 約4時間28分
star総合評価 75/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 63%

この本について

人と関わるとき、自分の距離感が正しいのかよく分からなくなることがあります。相手に踏み込みすぎたかな、とか、逆に逃げてしまったのかな、とか。その迷いの中で、余計な想像が膨らんでマイナス思考が連鎖してしまうと、余計に自分が分からなくなる。そういう時期って誰にでもあると思います。 『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』を読んでいて感じたのは、人と向き合う力って、劇的に身につくものじゃなくて、時間をかけて少しずつ蓄えていくものなんだということでした。作中には、淡白な表情の裏にある揺れや、言葉の奥にある解釈のズレ、踏み込みたいけれど怖い気持ちなど、小さな揺れが丁寧に描かれています。そういう場面が積み重なるからこそ、「いてくれるだけでいい」とか、「正しい尺度で物を見ろ」といったセリフが、単なる綺麗事ではなく、現実の重みとして響いてきます。 そしてもう一つ、この作品には「巡り合わせ」を受け止める姿勢があります。出会いが偶然だとしても、その後どう向き合うかは自分で決めていく。その過程で失敗もあるし、肩すかしを食らうこともあるけれど、それでも少しずつ前に進んでいく姿がどこか救いになりました。人との距離で悩みやすい人、あるいは関係の正解を探し続けて疲れてしまった人には、そっと寄り添ってくれる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

5年片想いした相手にバッサリ振られたサラリーマンの吉田。ヤケ酒の帰り道、路上に蹲る女子高生を見つけて——「ヤらせてあげるから泊めて」「そういうことを冗談でも言うんじゃねえ」「じゃあ、タダで泊めて」なし崩し的に始まった、少女・沙優との同居生活。『おはよう』『味噌汁美味しい?』『遅ぉいぃぃぃぃぃ』『元気出た?』『一緒に寝よ』『……早く帰って来て』家出JKと26歳サラリーマン。微妙な距離の二人が紡ぐ、日常ラブコメディ。【沙優と吉田の朝を描く、限定書き下ろしショートストーリーを収録した電子限定版】
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