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AI原論 神の支配と人間の自由 (講談社選書メチエ)

AI原論 神の支配と人間の自由 (講談社選書メチエ)

西垣通

講談社 / 2018-04-10

累計読者数3
平均ハイライト数 61件/人
推定読了時間 約3時間6分
star総合評価 66/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 24%

この本について

AIまわりの議論を追っていると、「そもそも人間の心って何なんだろう」「自由意思って本当にあるのか」というところで足が止まる瞬間がありませんか。技術の話をしているつもりなのに、気づけば哲学の沼に引きずり込まれているあの感じです。自分もそこで何度も迷って、この本に助けられました。 『AI原論』は、AIを持ち上げる本でも脅す本でもなく、人間の側にあるややこしさを丁寧にほぐしてくれます。たとえば、AIに心が宿るかを論じる前に、「そもそも人間の心とは、環境と自分の歴史の中で自律的に作動しているシステムなんだ」という視点を示してくれたり、AIがいくら賢く見えてもルールの外に出られない“他律的な存在”だと落ち着いて説明してくれたりします。また、シンギュラリティがなぜ人を惹きつけるのか、その背後にある“神の視点”への憧れのようなものまで踏み込んでくれるので、技術の話がいつの間にか信仰の話になっていた理由が腑に落ちます。 読み終えると、AIへの不安というより、「結局、人間ってこういう存在なんだよな」という実感が静かに残る本です。AIが怖いわけでも万能なわけでもない、でも人間側の複雑さは避けて通れない。そんな感覚を整理したい人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

第三次ブームを迎えたAIの進化は、われわれの生活を避けようもなく変えつつある。自動運転、投資相談、医療診断など、以前では想像もできなかった領域にAIが入り込んでいく中で、30年以内にAIの知性が人間を超越する、という「シンギュラリティ(技術特異点)」仮説を唱える専門家さえいる。われわれを待っているのは「薔薇色の未来」なのか? 半世紀にわたってAIを間近で見てきた第一人者が投げかける大切な問い。
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