
知能とはなにか ヒトとAIのあいだ (講談社現代新書)
田口善弘
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この本について
AIについて考えるとき、「人間みたいに振る舞えるってことは、いずれ本物の知能や自我も持つんじゃないか…?」と、どこか落ちつかない感じになることがあります。自分でもうまく言語化できない不安だけが残るというか。僕もそのモヤモヤを抱えたままニュースを追っていたタイプです。 この本が面白いのは、AIの未来を煽るんじゃなくて、「そもそも知能とは何か」を地に足つけて考え直させてくれるところです。生成AIと人間の脳がともに“世界シミュレーター”だという視点は、同じようなアウトプットでも内部でやっていることは全く別物だと腹落ちさせてくれますし、自我と知能を切り離して考える議論も、日々のニュースで混同しがちな部分を静かにほどいてくれます。さらに、人間の知能も数ある可能性の「たまたまの一個」に過ぎないという話は、自分が当然と思っていた前提を一度脇に置いてみるきっかけになりました。 AIに「置いていかれる不安」というより、自分の理解の土台が揺れているような違和感を抱えている人に刺さる一冊だと思います。AIがすごい/怖いの二択ではなく、落ち着いて距離感をつくりたいときにちょうどいい本でした。
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多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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出版社による紹介
「AIは人類を上回る知能を持つか?」「シンギュラリティは起きるのか」。今世紀最大の論点に機械学習に精通した物理学者が挑む
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