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遅刻してくれて、ありがとう(下) 常識が通じない時代の生き方 遅刻してくれて、ありがとう 常識が通じない時代の生き方 (日本経済新聞出版)

遅刻してくれて、ありがとう(下) 常識が通じない時代の生き方 遅刻してくれて、ありがとう 常識が通じない時代の生き方 (日本経済新聞出版)

トーマス・フリードマン and 伏見威蕃

累計読者数3
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star総合評価 46/100
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この本について

最近、「頑張っているはずなのに、世界のほうが速く変わっていく感じ」が抜けないんですよね。スキルを磨いても追いつかないとか、正しい選択をしたいだけなのに基準そのものが揺れているとか。自分だけが迷っているようで、妙な焦りがつきまとう時期があります。 フリードマンの『遅刻してくれて、ありがとう(下)』は、そのモヤモヤを正面から扱ってくれる本でした。抜粋にもありますが、この本は「努力が効きづらい理由」を外側の環境から説明してくれるところが強いです。テクノロジー、グローバリゼーション、自然環境の“三つの加速”に押し流されているのは、自分の責任だけではない。ただそのうえで、生き延びるには以前より速く学び直し、より賢く作る側へ回らざるを得ない。この二つを同時に提示してくれるのが、読んでいて変に救われるんですよね。 もうひとつ印象的だったのは、「自由」の話です。革命後の国々がうまくいかないのは、“~からの自由”だけでは十分でなく、“~をやる自由”を支える土台づくりのほうが難しいからだと指摘します。これを自分の生活に置き換えると、環境を変えることより、そこでどう動けるかの基準をつくるほうがよほど大変だと気づかされます。 迷いを抱えたままでも前に進みたい人、とくに「複雑すぎる世界で自分の立ち位置を作り直したい」と感じている人には、長期的な視点を取り戻すきっかけになると思います。

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