
ニーチェ入門 (ちくま学芸文庫)
清水真木
累計読者数5
平均ハイライト数 6件/人
star総合評価 58/100
trending_up後半加速型
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この本について
仕事でも日常でも、ちょっとした負荷にすぐ疲れてしまう感じが続くときがあります。頑張りたい気持ちはあるのに、気力が戻らない。休めばいいのは分かってるけれど、それだけじゃ根本的なモヤモヤは消えない。そんなとき、ニーチェの「負荷」と「健康」の話が不思議と腑に落ちました。 この本が面白いのは、「健康とは丈夫さのことだ」という単純な話ではなく、負荷のかけ方そのものをどう受け止めるかを丁寧に描いているところです。たとえば、身体も心も弱っているとき、人はどうしても世界から注意を引き戻し、休息に逃げたくなる。でも回復の過程では、少しずつ外に目を向けられるようになり、その変化そのものが「自分は戻りつつある」と確認する感覚になる。読者が抜粋した部分には、この「負荷との距離感」を自分のこととして読み取っている気配が強くありました。 そしてニーチェが言う“強さのペシミズム”も印象的です。世界が苦しく見える認識を排除するのではなく、あえて引き受けてみる。そのうえで、自分がどれだけ耐えられるのかを試金石にする。永劫回帰の話も、人生を肯定しきれる人だけが選び取れる認識として描かれていますが、別に超人を目指せと言われるわけではなく、「自分はいま何を避け、何を受け止めようとしているのか」を静かに点検するきっかけになる本です。 日々の負荷に押され気味で、「どこから立て直せばいいのか分からない人」に、そっと効く一冊だと思います。
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開始終了
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの43%が集中しています。
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出版社による紹介
現代人を魅了してやまない哲学者ニーチェ。「健康と病気」という対概念を手がかりに、その思想の核心を鮮やかに描き出す画期的入門...
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