
国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―(新潮文庫)
佐藤 優
累計読者数15
平均ハイライト数 23.8件/人
推定読了時間 約11時間17分
star総合評価 66/100
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この本について
外の世界の動きに振り回されている気がして、でもニュースを追っても全体像がつかめないまま不安だけが残ることってあります。組織の力学も、国家の判断も、なぜそうなるのか腑に落ちないまま日々が過ぎていく感じです。 『国家の罠』を読むと、その裏側で人や組織がどんな論理で動いていたのかが、驚くほど生々しく見えてきます。外務省の「スクール」や「マフィア」という閉じた小社会の話は、どんな職場にもある見えない派閥を思い出させますし、報道が一度流したイメージが訂正されないまま巨大化していくくだりは、情報に触れるたびに感じる息苦しさとつながります。そして、国策や外交判断が、壮大な理念よりも、その時々の力学や人間関係に左右される現実も描かれていて、世界の動きが少し現実的なサイズで理解できるようになります。 読み終える頃には、「自分が見ている情報は全体のごく一部なんだ」という前提が、怖さではなく判断の手がかりとして腑に落ちてくる感覚があります。政治や外交に詳しい必要はなく、むしろ、日々のモヤモヤを言語化したい人にこそ届く本です。 特に、組織や社会の“表に出ない動き”が気になってしまうタイプの人には刺さると思います。
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出版社による紹介
ロシア外交、北方領土をめぐるスキャンダルとして政官界を震撼させた「鈴木宗男事件」。その“断罪”の背後では、国家の大規模な路線転換が絶対矛盾を抱えながら進んでいた―。外務省きっての情報のプロとして対ロ交渉の最前線を支えていた著者が、逮捕後の検察との息詰まる応酬を再現して「国策捜査」の真相を明かす。執筆活動を続けることの新たな決意を記す文庫版あとがきを加え刊行。
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