
暗闘 (幻冬舎単行本)
山口敬之
累計読者数7
平均ハイライト数 5.9件/人
star総合評価 48/100
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この本について
外交のニュースを見ていて、「結局、何が本当で、誰がどんな判断をしているのか」が分からずモヤッとすることがよくあります。現場ではどんな温度で物事が動いているのか、国同士のやり取りはどれだけ人間の判断に左右されているのか。そういう曖昧な部分を少しでも掴みたくて、この本を手に取りました。 読んでみて印象的だったのは、表向きの発表と裏側の判断基準がまったく別物として動いている場面の多さです。外務省と官邸の温度差、相手国の指導者がどう情報を読み取るか、あるいは「一人を救うか国益を優先するか」といった、簡単に割り切れない選択が何度も出てきます。読者が抜き出していた場面も、まさに公式のストーリーでは見えない“迷い”が滲んでいて、自分もそこで立ち止まりました。外交って理念の勝負というより、限られた条件の中で最善に近い選択を続ける作業なんだな、と腹落ちします。 もう一つ大きかったのは、各国トップがどう「相手の理解力」を読んで交渉しているかが具体的に描かれていることです。資料の作り方ひとつ、発言の順番ひとつで反応が変わる。その微妙な差が国の方針を左右する場面がリアルに描かれていて、普段の仕事でのコミュニケーションにも少し重ねてしまいました。 国際政治に詳しくなくても、表のニュースだけでは見えにくい“人が動かす外交”の空気感を知りたい人には刺さると思います。
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多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの43%が集中しています。
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出版社による紹介
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