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バブル―日本迷走の原点―

バブル―日本迷走の原点―

永野 健二

累計読者数12
平均ハイライト数 10.1件/人
推定読了時間 約7時間14分
star総合評価 42/100
start序盤集中型
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この本について

最近、今の日本の停滞感ってどこから来ているんだろう…と考えることが増えました。自分の仕事の判断軸も、社会の動きも、どこか「理由は分からないけど重たい」。そんなモヤモヤを抱えたままニュースを見ても、なぜ今こうなっているのか腑に落ちないまま流れていく感じがあるんですよね。 『バブル―日本迷走の原点―』は、その重たさの“根っこ”を丁寧にたぐる本でした。読んでいて刺さったのは、日本のバブルが単なる景気の上げ下げじゃなく、戦後に積み上げてきた日本独自の資本主義の耐用年数が尽きていく過程だった、という視点です。過度にドラマチックに語らず、実際の買収劇や相場の裏側、制度が機能不全に陥っていく瞬間を描きながら、今の私たちが感じている行き詰まりにもつながる線を引いてくれます。 もうひとつは、「バブルは同じ顔でやってこない」という指摘。資産価格の暴走だけを指すのではなく、各国の文化や制度とグローバル化の圧力がぶつかったときに生まれる歪みとして描かれていて、今の世界の混乱にも通じるものがあると感じました。経営者の決断や組織の規律が企業の命運を左右するという描写も、仕事で判断に迷う場面が増えている身としては妙にリアルでした。 歴史本というより、「今の日本を理解するための前提を整えてくれる一冊」だと思います。特に、なんとなく今の経済ニュースが腑に落ちない人、社会の動きの“地図”がほしい人にはじんわり効きます。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

1980年代後半、金融自由化・国際化の中、地価と株価が急上昇し、日本全体は陶酔的熱狂に浸った。当時、住銀、興銀、野村、山一などの銀行や証券会社と大蔵・日銀、政治家、「バブルの紳士」が繰り広げた狂乱の時代とはなんだったのか?現場を見続けた「伝説の記者」が日本独自の資本主義システムまで議論を深め、「失われた20年」と呼ばれるデフレを招いた原因を捉える“平成”史決定版。
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