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バブル―日本迷走の原点―(新潮文庫)

バブル―日本迷走の原点―(新潮文庫)

永野健二

新潮社 / 2019-05

累計読者数4
平均ハイライト数 13.5件/人
推定読了時間 約7時間14分
star総合評価 46/100
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この本について

最近、ニュースで「金融が不安定」とか「金利政策が読めない」といった話を見るたびに、どう判断したらいいのか分からなくなることがあります。表では新しい仕組みだと言われているものが、実は昔からある“信用の膨らませ方”の焼き直しにすぎないんじゃないか、というモヤモヤも残ります。 『バブル―日本迷走の原点―』は、その感覚を整理してくれる本でした。バブルって「派手な時代の失敗談」ではなく、制度の遅れや政治判断の迷い、金融の力学が絡まりあった結果だったと分かってくるんです。土地と株が互いを押し上げる構造とか、金融が規制当局の想定を軽々と越えていく動きとか、自分も仕事で見聞きする場面にそのままつながる話が多くて、過去を学ぶというより、自分の足元を見直す感覚に近いです。 特に、「市場の価格から考えなければ何も始まらない」という一文が刺さりました。正しいかどうかじゃなく、まず現実の数字を起点に考える姿勢。これは投資だけじゃなく、キャリアや事業判断でも同じだなと感じます。感覚や期待ではなく、制度と構造の流れを踏まえて動く。バブルの失敗は、それができなかった時に何が起こるかを静かに教えてくれます。 歴史の話に見えて、今の自分の判断軸を作りたい人に刺さる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

1980年代後半、金融自由化・国際化の中、地価と株価が急上昇し、日本全体は陶酔的熱狂に浸った。当時、住銀、興銀、野村、山一などの銀行や証券会社と大蔵・日銀、政治家、「バブルの紳士」が繰り広げた狂乱の時代とはなんだったのか?現場を見続けた「伝説の記者」が日本独自の資本主義システムまで議論を深め、「失われた20年」と呼ばれるデフレを招いた原因を捉える“平成”史決定版。
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