
物語 フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで (中公新書)
安達正勝
累計読者数16
平均ハイライト数 17.7件/人
推定読了時間 約6時間50分
star総合評価 61/100
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この本について
最近、「努力すれば報われるって本当なのか」とか「構造が変わらないと個人の頑張りなんて焼け石に水では…」みたいなモヤモヤを抱えている人、多い気がします。自分も仕事で壁にぶつかるたびに、個人と社会の関係をどう捉えればいいのか迷ってきました。そんな時に読み返したのが『物語 フランス革命』でした。歴史の話ではあるのに、いまの働き方や組織の空気を見る視点がけっこう変わるんです。 この本が効くのは、まず「社会が動くとき、個人の感情や不満がどう積み重なるのか」が具体的に描かれているところ。財政危機も身分制度も、仕組みの問題としては知っているのに、人々がどんな鬱憤を抱えていたかを読むと、急に“自分ごと”に近づきます。また、当時のフランス軍が《自由と平等》を掲げて戦った一方で、女性の権利は排除されていたという矛盾も丁寧に描かれ、理想と現実のギャップをどう扱うべきかを考えさせられます。そして、ナポレオンをはじめ、身分に関係なく能力で登用されるようになった流れは、「組織って本当に変わるときはこうなるのか」という実感をくれます。 歴史の知識が欲しい人よりも、「自分の閉塞感の正体を言語化したい人」に刺さる本です。読んでみると、いまの社会の前提がどれだけ“つくりもの”で、どれだけ更新できるのかが見えてきます。自分の置かれた場所を理解したいときに、そっと背中を押してくれる一冊でした。
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出版社による紹介
一七八九年、市民によるバスチーユ襲撃によって始まったフランス革命は、「自由と平等」という光り輝く理想を掲げ、近代市民社会の出発点となった。しかし、希望とともに始まった革命は、やがて恐怖政治へと突入、ナポレオンを登場させ、彼の皇帝即位をもって幕を下ろす。本書は、ドラマに満ちた革命の有為転変をたどりつつ、当時を生きた人々の息づかいな社会の雰囲気を丁寧に追い、革命の時代を鮮やかに描き出す。
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