
メディア、編集、テクノロジー (NextPublishing)
高橋 幸治
クロスメディア・パブリッシング / 2017-01-27
累計読者数4
平均ハイライト数 12件/人
推定読了時間 約3時間6分
star総合評価 35/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%
この本について
情報に触れているはずなのに、自分の中で何も育っていないような感覚ってありませんか。必要なものだけ効率よく拾っているつもりが、逆に視野が痩せていくようなあの感じです。僕も仕事で情報を追いながら、「これ、ただ流されているだけでは…?」と立ち止まることがよくあります。 『メディア、編集、テクノロジー』は、その停滞感の正体をやわらかくほどいてくれる本でした。特に印象的なのは、「編集とは“整理”ではなく、曖昧さや余白を抱えたまま扱う営みだ」という指摘です。効率化とは逆の動きなのに、そこにこそ思考が動き出す瞬間がある。さらに、SNSが行き詰まって見える今だからこそ、ネットでは拾いきれない“What's Cool?”のような偶然の出会いが、むしろリアルの場で再び価値を持ち始めるという視点も腑に落ちました。情報をどう受け取るかが、発信以上に創造的な行為になっていく、という感覚が腹に落ちます。 読み終える頃には、自分の情報との距離感を少しだけ組み替えられているはずです。全部を把握しようとしなくていいし、むしろ余白を残したほうが考えが動く。そんな実感を求めている人に向いた一冊だと思います。
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出版社による紹介
☆「テクノロジー」が「メディア」を生み、やがて「編集」を変える 21世紀の情報社会を生き抜く積極的な防衛策は「編集」だ! デジタル・メディア時代に「編集的思考」が必要な理由とは? これからのメディア人(すべての人だ!)に必要な知識が凝縮。 本書では、メディア論の歴史、メディアの歴史、江戸文化からマクルーハン、 人工知能から地域デザインまで、メディアに関する言説の海を縦横無尽に泳ぎ回っていく。 ☆著者は、1990年代の初頭からデジタルの可能性に魅せられ 電通を退社、デジタル雑誌編集者、編集長として IT時代の黎明期から現在までをひた走ってきた、メディア論の専門家。 ☆特別対談を収録! ・なかのひとよ(サザエBot) 「サザエBot」のメッセージは読む人それぞれの「心の声」である ・菅付雅信(編集者) “物欲なき世界”がもたらす未来の社会と経済 ・水口哲也(デジタル・プロデューサー) エンターテインメントとしてのVRと真価 ・水野佑(法律家、弁護士) クリエイティブ×法律×インターネット ☆本文より “ 「編集」の素材となる「情報」は新しいメディアの登場と共にその種類や範囲を増加させ拡大させていく。 編集者の仕事が本を作るためだけの仕事ではないという認識は今後ますます重要になっていくはずで、 というか、むしろ、編集者はそうした多岐に渡る「情報」を扱わざる得なくなっていくだろう。 同時に従来とは違った質を持つ「情報」が生み出され、溢れ返り、乱れ飛んでいく世界にあって、 「編集」が要請される場面は飛躍的に増大していく” “ そのとき招来される「編集」とは単なる「情報整理術」などではなく、もっと異なるレベルの、 新しい「意味生成術」であり新しい「価値生成術」である。 新種のテクノロジーは新種のメディア誕生の加速力となり、新種の「情報」を派生させる原動力となる。 「情報」がその定義を変質させていけば、当然、「編集」もその役割を変更しなければならないだろう。 「編集」を含めたあらゆる創造産業はいま、大きな転換点の只中に置かれているのである ” 【目次】 はじめに〜Prologue 序章 「メディア、編集、テクノロジー」の三位一体 第一章 ソーシャルメディアの光と闇 対談 なかのひとよ 第二章 情報過多の時代を生き抜くための情報デザイン術 第三章 インターネットによって変容を迫られる既存の創造産業 対談 菅付雅信 第四章 Webメディアの本質と宿命 第五章 私たちはいまパーソナルの概念を問い直されている 第六章 クリエイティブを変えるデジタルテクノロジーの新潮流 対談 水口哲也 第七章 インターネットがもたらした新たな創造の成果と問題 対談 水野佑 おわりに〜Epilogue
読んだ内容を、もう忘れない。
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