
スタートアップ・バイブル シリコンバレー流・ベンチャー企業のつくりかた
アニス・ウッザマン
講談社 / 2013-09-05
この本について
スタートアップをやっていると、「この決断、本当に自分だけで判断していいんだろうか…」と急に不安になる瞬間があります。特に、組織づくりや取締役・アドバイザー周りの話は、正解が見えないまま勢いで進めがちで、後になって「もっと早く知りたかった…」と思うことが多いんですよね。 この本が面白いのは、そうした“初期フェーズ特有の迷い”に対して、シリコンバレーの具体例で視点を整えてくれるところです。例えば、シード期は外部の取締役を無理に入れなくていい一方で、ネットワークを持つアドバイザーは早めに巻き込むべき理由が、エバーノートやDropboxの実例とともに腑に落ちます。また、CTOの選び方や、CEOが文化づくりを後回しにしたときにどう破綻するのかなど、“チームが会社の命綱になる”という話も、抽象論ではなく現場の温度感で語られています。 自分自身、判断に迷ったときほど「組織と人にまつわる基礎の部分」を軽く扱いがちですが、この本はそこを冷静に戻してくれる感じがあります。特に、誰を会社の外側に置き、誰を内側に迎えるかという視点は、読むたびに考え直すきっかけになります。 創業初期で「結局、何から整えるべきなのか…」と感じている人にはじんわり効く一冊だと思います。
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ハイライト密度
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