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世界のエリートが学んでいる哲学・宗教の授業 (PHP文庫)

世界のエリートが学んでいる哲学・宗教の授業 (PHP文庫)

佐藤 優

PHP研究所 / 2020-08-04

累計読者数25
平均ハイライト数 15.8件/人
推定読了時間 約3時間6分
star総合評価 60/100
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この本について

最近、社会のニュースを見ても議論をしていても、「みんな自分の主張だけ言っていて、噛み合ってないな…」と感じることが多いです。自分もつい、相手の話を受けて考えるより、まず反論か正解探しに走ってしまうところがあります。でもそれだと、目の前の出来事の背景が見えないままで、判断がどんどん雑になっていくんですよね。 この本が面白いのは、そんな“見えない背景”をどう理解するかの回路をじわっと広げてくれるところです。たとえば、民族問題を経済や権利の話だけで説明しようとすると袋小路に入る理由とか、ナショナリズムが一度動き出すと誰にも止められない構造とか、ニュースの裏にある集団心理や歴史的文脈が立体的に見えてきます。さらに、相手の論を踏まえて自分の見解を積み上げるという「クリティーク」の姿勢も丁寧に示されていて、議論の場でどう立ち回るかに直結する実感があります。 もうひとつ刺さるのは、現実から遠いと思われがちな哲学や神学の価値を、「見えていないものを理解する回路づくり」として描いている点です。役に立つ・立たないではなく、複雑な世界をどう捉えるかの足場として学問がある。そう思えると、判断に迷う場面で一拍おいて考える余裕が生まれます。 社会の動きの“裏にある理屈”が気になり始めた人に、しっくりくる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

哲学と宗教は、人間が生きていく上で不可欠な基本原理である。しかし、日本人エリートには、それらの知識と教養が欠如している。この点を改善することが、日本の社会と国家を強化するために有益なのではないだろうか——。本書は、このような問題意識を抱く著者が、筑波大学で「超優秀」な学生たちを対象に行った「哲学的訓練」と題する連続講義を、紙上で再現したものである。具体的には、◎三四郎はなぜ名古屋で下車したのか? ◎嘘をついても信頼が失われないケース ◎教皇は「会長兼社長」のようなもの ◎ムスリムは遅刻した時に何と言うか など、思わず興味をそそられるトピックが満載。哲学や宗教の知識をまったく持たない人でも内容を十分に理解できるように、細心の配慮をしてまとめられているため、誰が読んでも、「超優秀」な学生たちが覚えた知的興奮が味わうことができる。世界レベルの教養を身につけたい人必読の1冊。 【PHP研究所】
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