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文明の十字路=中央アジアの歴史 (講談社学術文庫)

文明の十字路=中央アジアの歴史 (講談社学術文庫)

岩村忍

講談社 / 2007-02-10

累計読者数42
平均ハイライト数 2.7件/人
推定読了時間 約4時間46分
star総合評価 44/100
boltライト読書型
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この本について

仕事でも生活でも、目の前の出来事をどう理解したらいいのか分からなくなることがあります。情報は多いはずなのに、全体像がつかめない感じというか…。そんなときに歴史の本を読むと、思っていたより実務的なヒントが拾えることがあります。中央アジアの歴史なんて遠い話に思うかもしれませんが、この本は意外と「今の自分の判断基準」を整えてくれるところがありました。 たとえば、戦争の勝敗が「総兵力」ではなく「どれだけ早く主戦場に集められるか」で決まるという話。これはそのまま、組織でもプロジェクトでも、遅い部分に足を引っ張られる現実と重なります。約五五〇キロを二日で駆け抜けた騎馬軍のエピソードも、スピードが生まれる背景には技術や環境の積み重ねがあることを思い出させてくれます。結果だけを見て焦りがちな自分には、いい視点の転換になりました。 さらに、仏教が最初は「宗教」というより哲学に近かった、という一文も静かに効きます。どんな思想や制度も、最初から完成形ではなく、人の営みの中で変化していく。そう思えるだけで、自分がいま置かれている状況も少し柔らかく扱える気がします。 歴史を通して、自分の判断軸をもう少し広げてみたい人に向く一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ヨーロッパ、インド、中国、中東の文明圏の彼方で、生き抜いてきた遊牧民たちの領域が中央アジアである。絹と黄金を運んだ悠久の交易路シルクロード。多くの民族と文化の邂逅と衝突。アレクサンドロス大王とチンギス・ハーンの侵攻……。仏教・ゾロアスター教・マニ教・ネストリウス派そしてイスラムもこの地を経由した。中央アジアの雄大な歴史をコンパクトにまとめた入門書。(講談社学術文庫)
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